2013年6月15日土曜日

上杉隆氏の【抗議】について

上杉隆氏の【抗議】について
2013年6月7日、上杉隆氏の公式サイトに【抗議】匿名「ジョンレモン」氏(もんた劇場)による著作権侵害と業務妨害についてと題する文章が掲載されました。

この文章で上杉氏は私に対し、事実に基づかない様々な批判を展開した上で、本日6月14日までに抗議内容に対する回答を求めています。
しかし私は2013年6月4日、上杉氏が代表取締役を務める株式会社NO BORDERに「抗議文」を 提出しております。この中で私は、上杉氏のNO BORDER社が組織的に行った私に対する中傷や不当行為などに抗議するとともに釈明を求め、期限を6月9日としました。
しかしながら、期限を過ぎて今日にいたるまで、上杉氏からの回答は得られていません。私に期限付きで回答を要求するのであれば、まず自ら先に答えるのが道理というものではないでしょうか?
根拠のない中傷や無断実名公表などで私の名誉を傷つけておきながら、極めて不誠実な態度と言わざるを得ません。
私はここに上杉氏に対し、「抗議文」に速やかかつ誠実に回答するよう、改めて強く求めます。

それでは以下、上杉氏からの質問にお答えします。

1.「著作権侵害」について

以下引用
・ 貴殿が、繰り返し上杉隆の有料の著作物(メルマガ等)を無断使用し、意図を枉げて頒布していることは、著作権の侵害に当たると考える。速やかな停止と削除、さらに経緯の説明を求める。
具体的な著作権侵害箇所を指摘して下さい。私は著作権法第32条に基づき、適切な引用を行っているものと認識しております。

 2.「匿名の告発」について

以下引用
・  理由のない「匿名の告発」は社会通念上、アンフェアな行為と認識されている。仮に長期間にわたる特定者への告発を続けるのであれば、自らが何者かを示す こと、あるいはきちんとした反論の機会を設けるのが筋である。速やかに貴殿の実名を挙げるか、連絡先を示すかして対処されることを要求する。
匿名の告発を「社会通念上、アンフェアな行為」 とする根拠を示して下さい。そのような話は聞いたことがありません。加えて、メディアにおいては通常、受け手と送り手の関係は1対多であり、また受け手は通常匿名です。受け手側から送り手への批判が匿名であることがアンフェアなのであれば、BPOへの抗議もアンフェアだということになりますが、いかがでしょうか。さらに、これまで私は上杉氏より、直接のコンタクトを求められたことはありません。何故私に直接聞かず、ツイッター上で私をブロックしているの ですか?

私への反論の機会は、常にありました。ツイッター上でも上杉氏は私にメンションを何度も飛ばして来ましたし(残念ながらそのほんとんどは私への誹謗中傷でした)、なによりもTV、ラジオ、雑誌、書籍、メールマガジン、インターネット番組、自身の公式サイトなど、私よりはるかに影響力のある反論機会をお持ちだと認識しています。にも関わらずまともな釈明をせず、自らの説明責任を放棄してきたのは上杉氏自身です。
加えて、これは大変重要なことですが、NO BORDER社は何らかの方法ですでに私の実名を入手し、無断で公式サイトに掲載しています。これは私のプライバシー権に対する重大な侵害と考えます。この名前はどのような手段で入手し、どのような裏付けをとってそれが私だと確認をしたのでしょうか。お答え下さい。少なくとも私には一度も照会はありませ ん。

3.Togetterまとめの「改変」について

以下引用
・   「まとめ」について。Togetterで設定されたルールを守っているにも関わらず、「改変」というあたかも規則を破っているかのような印象操作をするこ とは、上杉個人のみならず、企業(株式会社NOBORDER)への信用棄損にもつながる。速やかな訂正と謝罪を求める。
「大辞林」によると、「改変」とは「(スル)内容を変えて、違ったものにすること。変改。」を意味します。印象操作には当たりません。さらに、NOBORDER__PRアカウントなどが行った「まとめ」の改変は、論を以て事に当たるというジャーナリズムの鉄則に反する行為であり、もっと強い言葉で批判されても仕方ないものと考えます。
わたしが問題にしているのは 日頃「自由な言論」「多様な言論」を標榜する上杉隆氏とNO BORDERがなぜそれと相反するような問答無用の行為を行ったかということです。削除された大部分は第三者のツイートや図表や引用文です。なかには1枠を残して全て削除されたまとめもありました。 
上 杉隆 氏についての検証 - 11.【GW増刊】いまさら聞けない上杉隆「嘘と捏造」疑惑 - 改変されたまとめ11:【GW増刊】いまさら聞けない上杉隆「嘘と捏造」疑惑 上杉隆氏の会社@NOBORDER__PRによる更新と改変されたまとめ(スクリーンショット) 以下はオリジナル(復元)を改変後と...
例:「改変」箇所を赤線でくくったスクリーンショット
 このような行為は同様に編集自由なWikipediaなどでは「荒らし」行為としてアカウント停止の対象になる不当な行為となっています。
(参考)Wikipedia:荒らし - 不当な白紙化

”記事から全ての、あるいはまとまった部分の記述を理由もなく除去したり、ページ全体を無意味な内容に置き換えてしまうのが、白紙化荒らし
「抗議」にも書きましたが、作成されたまとめ(togetter)を第三者によって「編集可能」とするか否かの選択は作成者(この場合は私)だけが行えます。コメントを受けつけるかどうかも作成者だけが決められます。私はまとめの不十分さを別のユーザーが補足してくれて、より完成度の高いものになることを期待して「編集可能」の設定にしました(上杉氏が不服であったり、反論 があればまとめの編集に加わることも可能でした)。また公正さや多様性を保つ意味もあります。同様にコメント欄も開放しています。

しかし、今回のように第三者のツイートや他サイトへのリンクなどを大幅に削除する行為は明らかにそうした目的とは正反対です。

 4.「改竄」したとする抗議について

以下引用
貴殿が2011年より続けている上杉への個人攻撃は、そうした改竄や意図的な印象操作によるものであることを確認している。速やかに訂正するとともに、毀損した上杉の名誉の回復に努めることを求める。
一体私がどのまとめのどの部分において、「改竄」や「意図的な印象操作」をしたのか、具体的な箇所を指摘して下さい。上杉氏が問題としている部分がどこなのかが明確にされないまま、私が何らかの対応を行うことは不可能です。なお、Togetterの仕様により個別ツイートの「改竄」は不可能であること、その他のコンテンツも外部からの引用が中心であり、「改竄」や「意図的な印象操作」などは行っていないことをここに明言します。

5.「法的手段」について

以下引用
なお、この「抗議」に対しては一週間を期限として回答を求めるものとする(平成25年6月14日まで)。
仮に、誠意ある回答が得られない場合は、法的な手段を講じる用意のあることを付け加えておく。
法的措置を講じるとのことですが、原告側が「改竄」の具体的な個所を指摘できない場合、裁判に勝つことは難しいと思います。是非、公に示してみて下さい。

私からの回答は以上です。これまでの「まとめ」などの作成において、疚しいところは何らありません。上杉氏には、誠実な態度をもって速やかに当方の抗議に回答するとともに、言論には言論をもって応じるよう、ここに再度強く要求するものです。

2013年6月14日
ジョンレモン(@montagekijyo)